衛生の小ばなし

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衛生と菌

日頃当たり前だと認識している衛生習慣に対し、この価値観はいつから始まったものなんだろうかと疑問が湧くことがあります。

毎日体を洗って下着を変えること、こまめに手を洗うこと、食器を除菌洗剤で洗うこと、などなど普段の行動が、いつから当たり前なのか、国が違えば当たり前がどう変わるのか、調べていきます。

例えば、毎日体を洗わなくても臭くなっていない集団がいます。ごはんの前に手を洗う習慣がない地域があります。また昔は、前のお客さんが食べた器と箸を洗わずにそのまま次のお客さんも使っていました。

それはそれで、その人たちの当たり前の習慣。今の私が当たり前だと考えている衛生習慣とは全然違っても、病気や不調を感じておらず、元気に毎日の生活が成り立っているわけです。

多様な価値観の情報にたくさん触れていったら、自分にとっては当たり前の行動が、実はそこまで普遍的に当たり前ではないのだと理解できる気がします。
理解して納得できた時、自分らしい衛生観の基準も見えてくるのではないかなと考えています。