抗生物質というイノベーション

抗生物質のイメージ

抗生物質は『命を救う薬』 でもそれだけじゃなくて・・・

ひっかき傷で命を落とすことは、今では考えられません。しかし抗生物質が普及する前までは、そう珍しいことではなかったそうです。
抗生物質の1つであるペニシリンで初めて人命が救われたのは、1942年にアメリカだといわれています。その後1944年第二次世界大戦で負傷兵たちに抗生物質が投与されて奇跡的な回復が相次いだことを皮切りに、一般市民へも広がったとのことです。

体で増殖する悪い細菌に作用する抗生物質は『命を救う薬』として歓迎されたわけですが、人体や家畜への過剰な使用が弊害を生んでいる側面もあると指摘されるようになっています。
過剰な使用がどんな状況なのか、人体や家畜への悪影響には何が挙げられているのか、考えていきましょう。